この本スゴイです!
そもそもフランス時代の友人で、作曲家/ピアニストのT氏とご飯を食べていた時
「日本人がこんなに自分の頭で考えない羊ちゃん的傾向になったのって、戦後のアメリカ式教育の影響がどんだけで、それとは関係なく私たち自身がどんだけダメだったのかしら?」
みたいな話を私がしたところ、彼が
「あなたはこの本を読んでちょうだい」
と紹介してくれたのです。
こんな事まで書いちゃって大丈夫なの?と思うような事まで赤裸裸ラララ・・に書いてあるのですが。
著者は外務省のOBの方で、学者やジャーナリストまでもが踏み込めない「最大のタブー」と呼ばれてきた、「米国からの圧力の歴史」を明確な検証と資料をもとに、勇気をもって書かれています。
なので、「陰謀論」などではないのです。
しかしこれを読むと、アメリカの日本に対する
「いやま~何と見事な間接統治!?」
という事が分かります。
どんだけ頭いいんでしょうか、アメリカ・・。
というか、どんだけ気がいいんでしょう、日本・・。
もちろん「アメリカ」と言っても、大多数の人は善良な市民ですから、一部の支配者層のことを指していますが。
2012年に出た本で、amazonの書評は300を超えて、素晴らしい書評も多いです。
中には、「占領国時代と何も変わらない実情に絶望的になった」という人もいるのですが、私はそうは思いませんでした。
こんな本を世に出す人がいても、牢獄にも入れられず、殺されもせず、まだまだ言論の自由があります。
著者によれば、戦後の日本メディアや学会の暗黙のルールは
「不都合な事実には反論しない。あたかもそれがなんの意味も持たないように黙殺する」
というものだそうです。基本的にそんな感じなのかもしれません。
でも、今世界が大きな転換期に来ていて、インターネットの力もあり、人々は薄々分かってきたことをもっと明確に知り、自分たちの力を取り戻そうとする流れがあるのではないでしょうか。
ここ最近の若者達や女性をも含めたデモ活動にも、その変化を見ることが出来ると思います。
坂本龍一氏が「革命」という言葉を使っていましたが、要は目覚めた人が増えてきているし、目覚めが急速に進んでいくことは間違いないと信じています。
歴史を正しく知ることは、「今」を知るためだ、と教えられました。
(歴史はあまり勉強しなかったのですが)
「歴女」が増えているのも、そんな理由(とてもヤバくも、チャンスである今)だからかもしれません。
嫌な思い出も、自分の弱さや見たくない部分も、苦手な相手のことも、好きすぎて問題な場合も、それら全てありのままに受け入れて初めて、
「じゃあ、これからどうしようか」
と真剣に、対等に取り組めるのではないでしょうか。
そのような事を真剣に考えさせてくれる一冊でした。
(あ、これはあくまで私のセラピスト的視点であって、本書はにはそのような表現はありません。)
高校生から読める本と書いてあるので(ま、興味がなければ大人でも読みにくいでしょうが)、今こそ家族で、日本人みんなで読みたい本です。
世の中のさまざまなコントロールから目覚めてゆくには、理想のヴィジョンを思い描くだけでなく、ありのままの事実を端的に知るということも、一方では必要なのだと思います。
この本スゴイです!
そもそもフランス時代の友人で、作曲家/ピアニストのT氏とご飯を食べていた時
「日本人がこんなに自分の頭で考えない羊ちゃん的傾向になったのって、戦後のアメリカ式教育の影響がどんだけで、それとは関係なく私たち自身がどんだけダメだったのかしら?」
みたいな話を私がしたところ、彼が
「あなたはこの本を読んでちょうだい」
と紹介してくれたのです。
こんな事まで書いちゃって大丈夫なの?と思うような事まで赤裸裸ラララ・・に書いてあるのですが。
著者は外務省のOBの方で、学者やジャーナリストまでもが踏み込めない「最大のタブー」と呼ばれてきた、「米国からの圧力の歴史」を明確な検証と資料をもとに、勇気をもって書かれています。
なので、「陰謀論」などではないのです。
しかしこれを読むと、アメリカの日本に対する
「いやま~何と見事な間接統治!?」
という事が分かります。
どんだけ頭いいんでしょうか、アメリカ・・。
というか、どんだけ気がいいんでしょう、日本・・。
もちろん「アメリカ」と言っても、大多数の人は善良な市民ですから、一部の支配者層のことを指していますが。
2012年に出た本で、amazonの書評は300を超えて、素晴らしい書評も多いです。
中には、「占領国時代と何も変わらない実情に絶望的になった」という人もいるのですが、私はそうは思いませんでした。
こんな本を世に出す人がいても、牢獄にも入れられず、殺されもせず、まだまだ言論の自由があります。
著者によれば、戦後の日本メディアや学会の暗黙のルールは
「不都合な事実には反論しない。あたかもそれがなんの意味も持たないように黙殺する」
というものだそうです。基本的にそんな感じなのかもしれません。
でも、今世界が大きな転換期に来ていて、インターネットの力もあり、人々は薄々分かってきたことをもっと明確に知り、自分たちの力を取り戻そうとする流れがあるのではないでしょうか。
ここ最近の若者達や女性をも含めたデモ活動にも、その変化を見ることが出来ると思います。
坂本龍一氏が「革命」という言葉を使っていましたが、要は目覚めた人が増えてきているし、目覚めが急速に進んでいくことは間違いないと信じています。
歴史を正しく知ることは、「今」を知るためだ、と教えられました。
(歴史はあまり勉強しなかったのですが)
「歴女」が増えているのも、そんな理由(とてもヤバくも、チャンスである今)だからかもしれません。
嫌な思い出も、自分の弱さや見たくない部分も、苦手な相手のことも、好きすぎて問題な場合も、それら全てありのままに受け入れて初めて、
「じゃあ、これからどうしようか」
と真剣に、対等に取り組めるのではないでしょうか。
そのような事を真剣に考えさせてくれる一冊でした。
(あ、これはあくまで私のセラピスト的視点であって、本書はにはそのような表現はありません。)
高校生から読める本と書いてあるので(ま、興味がなければ大人でも読みにくいでしょうが)、今こそ家族で、日本人みんなで読みたい本です。
世の中のさまざまなコントロールから目覚めてゆくには、理想のヴィジョンを思い描くだけでなく、ありのままの事実を端的に知るということも、一方では必要なのだと思います。