フランスに長く住んでいて、日仏間の文化の違いに焦点を当てたエッセイなどを沢山書いている吉村葉子さんという作家さんがいます。
(と書くと何か優雅なマダムを想像するのですが、お写真などみると、イケイケのキモッタマ母さん?的な雰囲気です。)

あまり知らなかったのですが、
「お金がなくても平気なフランス人、お金があっても不安な日本人」
という彼女の著書を読んで結構面白かったので、彼女の日仏の恋愛事情に関する本もついでに読んでみました。
いや~、しみじみうなずける内容が多々ありました。

フランスに住んでいたのは、ふた昔くらい前なので最近ではあまり思い出すこともなかったですが、
「日本人、愛し足りなさ過ぎ」
と彼女が言うのは、本当にその通りだと思います。

あなたの周りにもいませんか?
もう恋愛なんてこりごりとか、面倒くさいとか、もう傷つきたくないとか、
結婚なんて二度としないとか、、ね?
え?アナタ自身がそう?

ま、それはそれで本人の自由なのですが、しかしそんな事をみんなで言ってるから国のエネルギーが低下するんだよ~とか思ってしまします(笑)
(すみません、私実は結構ドクゼツなのです)(^^;

いつだったか瀬戸内寂聴さんが、20代の女の子の

「何をやっても空しく感じてしまって、生きる意欲がいま一つ湧かない。
どうしたらいいでしょうか?」

という質問に、

「アナタ、恋愛をしなさい!燃えるような恋を!」

と答えていましたっけ。
ある友人は、「そんな当たり前の事をもっともらしく言う、あの人もどうよ?」(笑)
とのたまわっていましたが、そう、そんな当たり前の事が出来ない今の人々なのかもしれません。
別の友人は「アンタ、坊さんだろが。。?」とあきれていましたが(笑)

恋愛に対する意欲が少ないので、必然的に出会いの場も少ないし、男女とも出会いを求めて積極的に行動するなんて、何かはしたない事のように思っているかのよう。出会い系サイトとかキャバクラ、ピンクサロンなんかがこんなに流行るのは、そうした表向きのしおらしさの裏面なのでは、と思ってしまいます。日本人、もっとみんな健全にフツーに恋愛しようよ~。

で、いざ恋愛すると、すごくノメリ込んでしまったり(それはいいんだけど)陰湿な感じで悩んでしまったり、、はたまたずーっと不毛の恋愛を続ける、惰性で何年もつき合う、或は一途に「こんな出会いはもう二度とない」と思い込んで抜け出せなくなる、、みたいなのも、とても日本的ともいえるかもしれません。

しかし、まだ陰湿系だろうガ、ノメリコミ型だろうが、恋愛している人はまだいいかもしれません。
私が一番問題だと思うのは、健康で、いたってノーマルな成人の男女で
「もう何年も恋愛なんてしてません。パートナーいません。
出会いありません。これからもできるかどうか不安、、。」
みたいな人口の比率があまりにも多いということです。

これは、フランスではまず考えられないことで、前述の吉村さんも、異常だと言っています。
そんな人たちの中には、もうあきらめている、、というような人も多くてびっくりしてしまいます。
パートナーが欲しいと言いながら、どこかで冷めていてあきらめている、あるいは理想だけを振りかざしている、とか。

私は言いたいですが、自分のありのまま見て観念の恋愛やめようよー、ちょっと歩み寄る努力しようよー、ちょっと歩き出さなきゃ降って来ないよ恋愛だって。

私も20代後半、フランスから帰国したばかりの頃、わき目もふらず仕事と踊りのレッスンに没頭していた時がありました。そんな時、あるフランスの友人から「そんな事ばかりやってちゃダメよ。早く新しいパートナーを見つける努力をしなくちゃ!」
と諭されました。
そう、これがあの人たちの一般的な考え方ですね。
ハタと気がついた私は、そういう意識をもったおかげで元ダンと出会ったわけですが、、。

恋愛感情って本能的な「好き嫌いの感覚」じゃないですか。
好き嫌い言っちゃいけない、って教育されるんですよね、日本人て。
マヒしてしまいますね。あとその後のコミュニケーションがうまく
とれない。

自分は何が好きなの?
自分は何を選びたいの?
どうしたいの?

ということがマヒする。うまく表現できない。
ゆゆしいですよね。
だからこんなにセラピーだのヒーリングだの必要な世の中になっちゃって。
で、恋愛するとなると妙に条件みたいなモノにこだわる。

あと、あと、優秀な女性が増えたじゃないですか。
社会でも活躍しているような。
日本人の場合、そういう女性はまず「自分よりも(社会的地位などが)上の男性でなければ」と思うところが大きな落とし穴です。
そんなアナタ、ただでさえ恋愛にしくい今の土壌をさらに狭くするような事をしてどうするのさ、と思います。そういう部分ばかりを(条件で)選択基準にする人も多いお国柄なのでしょう。

いい例が西川史子女医かもしれません(笑)
いつだったかTVで美輪明宏に
「アナタ、愛を理解していないわね。そんな事言っているようじゃダメよ」
と言われているのを見かけましたが、確かにその通りだと思いました。(笑)

吉村葉子氏も書いていますが
フランスでは(他の欧米諸国でもそうだと思いますが)、稼ぐ方が稼げばいい、という考え方が一般的に受容されていて、夫より妻の方が稼ぎが良くても誰も何とも言いません。何よりも「相手を愛している」という基本を誰もが純粋に尊重しています。

この辺の感覚が日本じゃまだまだだと思うし、そういう意味では吉村氏が
「日本人の恋愛に対する意識は、いまだ《男女6才にして席を同じくせず》と戒められていた時代と大差ない、と言っている通りかもしれません。

吉村氏の著書の中にこんなくだりがあります。

「フランス人にとって大切なのは、男女が真剣に愛し合うことである。
愛のない夫婦より、愛のある不倫に人々は公然とエールを送る」

彼らにとって愛のない夫婦生活を維持している事の方が、理解しがたい事なのです。
私自身は、自分の「愛する」という感覚以外の「条件」のようなもので相手を好きになった事は未だかつて一度もないので、そういう意味ではあまり日本的ではないのかもしれません。(マ、最近では確かにそういうコトも大事だけどサ、と思っていますが)(笑)

まぁ、何ですかね。
私にとってフランス人て、あんな我がままで自己主張が強くてナーバスで癖の強い国民性にはあきれる、、と思わせる人たちなのですが、恋愛に関しては私は日本人は彼らから多くを学べると思います。
日本人もっと自分を解放した方がいいよな~。

ちょっと大げさに書きましたが。

うちの父も母の亡き後、60代で新たなる恋愛して、再婚しましたからね~。
娘としてもなかなかヤルな、と思いました(笑)

今、人生長いですからね。
何事も経験、体験。
恋愛ほど多くを学べて成長できる素晴らしいものはないと思っています。

男女の愛はもう十分、やりつくしました、と思えるその日まで(笑)
変な思い込みを捨てて、いい恋愛しましょう!!

フランスに長く住んでいて、日仏間の文化の違いに焦点を当てたエッセイなどを沢山書いている吉村葉子さんという作家さんがいます。
(と書くと何か優雅なマダムを想像するのですが、お写真などみると、イケイケのキモッタマ母さん?的な雰囲気です。)

あまり知らなかったのですが、
「お金がなくても平気なフランス人、お金があっても不安な日本人」
という彼女の著書を読んで結構面白かったので、彼女の日仏の恋愛事情に関する本もついでに読んでみました。
いや~、しみじみうなずける内容が多々ありました。

フランスに住んでいたのは、ふた昔くらい前なので最近ではあまり思い出すこともなかったですが、
「日本人、愛し足りなさ過ぎ」
と彼女が言うのは、本当にその通りだと思います。

あなたの周りにもいませんか?
もう恋愛なんてこりごりとか、面倒くさいとか、もう傷つきたくないとか、
結婚なんて二度としないとか、、ね?
え?アナタ自身がそう?

ま、それはそれで本人の自由なのですが、しかしそんな事をみんなで言ってるから国のエネルギーが低下するんだよ~とか思ってしまします(笑)
(すみません、私実は結構ドクゼツなのです)(^^;

いつだったか瀬戸内寂聴さんが、20代の女の子の

「何をやっても空しく感じてしまって、生きる意欲がいま一つ湧かない。
どうしたらいいでしょうか?」

という質問に、

「アナタ、恋愛をしなさい!燃えるような恋を!」

と答えていましたっけ。
ある友人は、「そんな当たり前の事をもっともらしく言う、あの人もどうよ?」(笑)
とのたまわっていましたが、そう、そんな当たり前の事が出来ない今の人々なのかもしれません。
別の友人は「アンタ、坊さんだろが。。?」とあきれていましたが(笑)

恋愛に対する意欲が少ないので、必然的に出会いの場も少ないし、男女とも出会いを求めて積極的に行動するなんて、何かはしたない事のように思っているかのよう。出会い系サイトとかキャバクラ、ピンクサロンなんかがこんなに流行るのは、そうした表向きのしおらしさの裏面なのでは、と思ってしまいます。日本人、もっとみんな健全にフツーに恋愛しようよ~。

で、いざ恋愛すると、すごくノメリ込んでしまったり(それはいいんだけど)陰湿な感じで悩んでしまったり、、はたまたずーっと不毛の恋愛を続ける、惰性で何年もつき合う、或は一途に「こんな出会いはもう二度とない」と思い込んで抜け出せなくなる、、みたいなのも、とても日本的ともいえるかもしれません。

しかし、まだ陰湿系だろうガ、ノメリコミ型だろうが、恋愛している人はまだいいかもしれません。
私が一番問題だと思うのは、健康で、いたってノーマルな成人の男女で
「もう何年も恋愛なんてしてません。パートナーいません。
出会いありません。これからもできるかどうか不安、、。」
みたいな人口の比率があまりにも多いということです。

これは、フランスではまず考えられないことで、前述の吉村さんも、異常だと言っています。
そんな人たちの中には、もうあきらめている、、というような人も多くてびっくりしてしまいます。
パートナーが欲しいと言いながら、どこかで冷めていてあきらめている、あるいは理想だけを振りかざしている、とか。

私は言いたいですが、自分のありのまま見て観念の恋愛やめようよー、ちょっと歩み寄る努力しようよー、ちょっと歩き出さなきゃ降って来ないよ恋愛だって。

私も20代後半、フランスから帰国したばかりの頃、わき目もふらず仕事と踊りのレッスンに没頭していた時がありました。そんな時、あるフランスの友人から「そんな事ばかりやってちゃダメよ。早く新しいパートナーを見つける努力をしなくちゃ!」
と諭されました。
そう、これがあの人たちの一般的な考え方ですね。
ハタと気がついた私は、そういう意識をもったおかげで元ダンと出会ったわけですが、、。

恋愛感情って本能的な「好き嫌いの感覚」じゃないですか。
好き嫌い言っちゃいけない、って教育されるんですよね、日本人て。
マヒしてしまいますね。あとその後のコミュニケーションがうまく
とれない。

自分は何が好きなの?
自分は何を選びたいの?
どうしたいの?

ということがマヒする。うまく表現できない。
ゆゆしいですよね。
だからこんなにセラピーだのヒーリングだの必要な世の中になっちゃって。
で、恋愛するとなると妙に条件みたいなモノにこだわる。

あと、あと、優秀な女性が増えたじゃないですか。
社会でも活躍しているような。
日本人の場合、そういう女性はまず「自分よりも(社会的地位などが)上の男性でなければ」と思うところが大きな落とし穴です。
そんなアナタ、ただでさえ恋愛にしくい今の土壌をさらに狭くするような事をしてどうするのさ、と思います。そういう部分ばかりを(条件で)選択基準にする人も多いお国柄なのでしょう。

いい例が西川史子女医かもしれません(笑)
いつだったかTVで美輪明宏に
「アナタ、愛を理解していないわね。そんな事言っているようじゃダメよ」
と言われているのを見かけましたが、確かにその通りだと思いました。(笑)

吉村葉子氏も書いていますが
フランスでは(他の欧米諸国でもそうだと思いますが)、稼ぐ方が稼げばいい、という考え方が一般的に受容されていて、夫より妻の方が稼ぎが良くても誰も何とも言いません。何よりも「相手を愛している」という基本を誰もが純粋に尊重しています。

この辺の感覚が日本じゃまだまだだと思うし、そういう意味では吉村氏が
「日本人の恋愛に対する意識は、いまだ《男女6才にして席を同じくせず》と戒められていた時代と大差ない、と言っている通りかもしれません。

吉村氏の著書の中にこんなくだりがあります。

「フランス人にとって大切なのは、男女が真剣に愛し合うことである。
愛のない夫婦より、愛のある不倫に人々は公然とエールを送る」

彼らにとって愛のない夫婦生活を維持している事の方が、理解しがたい事なのです。
私自身は、自分の「愛する」という感覚以外の「条件」のようなもので相手を好きになった事は未だかつて一度もないので、そういう意味ではあまり日本的ではないのかもしれません。(マ、最近では確かにそういうコトも大事だけどサ、と思っていますが)(笑)

まぁ、何ですかね。
私にとってフランス人て、あんな我がままで自己主張が強くてナーバスで癖の強い国民性にはあきれる、、と思わせる人たちなのですが、恋愛に関しては私は日本人は彼らから多くを学べると思います。
日本人もっと自分を解放した方がいいよな~。

ちょっと大げさに書きましたが。

うちの父も母の亡き後、60代で新たなる恋愛して、再婚しましたからね~。
娘としてもなかなかヤルな、と思いました(笑)

今、人生長いですからね。
何事も経験、体験。
恋愛ほど多くを学べて成長できる素晴らしいものはないと思っています。

男女の愛はもう十分、やりつくしました、と思えるその日まで(笑)
変な思い込みを捨てて、いい恋愛しましょう!!